2013年12月4日
毎年沖縄の大学で人材育成支援のため、ビジネス講座を学生向けに行っています。
今回は、沖縄大学で2年生~4年生に向けて「流通システム論」の講義を行いました。
マーケティングの専門用語が結構出て来るので心配したのですが、後で聞いたら「基礎学科は終了しています」ということでしたので少し安心。学生達にも内容はご理解いただけたと思います。
受講者も多く、90分の授業もあっという間に感じるほど、みんな真剣に話に聞き入っていました。
講義の中で、一番伝えたかったことはビジネスの内容よりも、最後の10分で話した.。
夢を持ちそれを実現させていく「考え方」の部分です。
学生の中にもまだ「大学を出たら何をしよう?」と模索している人も多いと思います。
そんな学生たちに「”能力”より大事なものは”考え方”である」という山川社長の話はそれを実践してきた人の話だけに心に響いたのではないでしょうか。
「能力は勉強すればつけられ、積み上がっていくもの。しかし、考え方は時としてマイナスになることもある。いくら能力があっても考え方がマイナスだとそれを活かすことはできない。常に状況にプラス思考を持つことが大事。」
学校と違い、社会に出ると自分の”存在価値”が強く求められてきます。そこで大切なのは”能力”だけでなく、”問題意識”と失敗の中からも何かを学び取る”プラス思考の考え方”です。これは簡単なようで、1回聞いただけではなかなか身に着くものではないものです。
残り10分の質問タイムも、「なぜ本社を東京に移さないのですか?」「これからの方向性は?」など、沢山の質問が出てきました。
山川社長の沖縄の地域貢献に対する考えや将来の方向性や夢など今後への話へ発展し、時間も5分ほどオーバーしてしまいましたが、授業後も「まだ質問してもいいですか?」と熱心に駆けつけてくる学生もあり、沖縄の将来を担う学生達へのエールの手ごたえも感じました。
これからの厳しい就職戦線、うまくいかないことも多いと思います。
でも、どんな失敗でもそこから学び”問題意識”を持ち”プラスの考え方”で続けていけばきっと成功するという信念を持ち、頑張ってくれることを願っています。・・・と言えるのも案外「今」だからであって、自分の20才の頃は何も考えずボーッとしてましたが・・・・今大学でこのような話を聴ける学生が少しうらやましくもあり、また彼らの将来を期待しつつ大学を後にしました。